category: 論考・自論  1/12

立憲制が民主制を損なうとき――1票の格差是正に寄せて

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去る4月19日、衆院選挙の区割り審は福島4区に3区の西郷村を編入する改定案を政府に勧告しました。……と言われても、福島県民ではない方には何が「問題」なのかまったくわからないかと思います。しかしながら、ここの「問題」のポイントを押さえないことには本題に移れないものですから、少々ご堪忍いただいて、まずは福島県民が抱いている「地域への帰属意識」についてお話させていただきます。まず、福島県はタテに3つの地方に...

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ユナイテッド航空の対応は「問題」か

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ユナイテッド航空の「オーバーブッキング客強制引きずり降ろし事件」は、降ろされた男性客が中国系のアジア人だったことも相まって、アメリカや中国を中心に大きな反響を呼んでるようです。オーバーブッキングとは、航空会社が搭乗可能な人数よりも多く予約を取ることを言い、日本語では「過剰予約」と訳されますが、ほとんどの航空会社で常態的に行われています。だいたい数席はキャンセルが出てしまうので、席数ぴったりに予約を...

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アメリカのシリア攻撃は違法であるが故に歓迎すべきであること

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シリア国内で発生した化学兵器の使用に対し、まだアサド政権側の攻撃と確定しない段階で、アメリカは報復としてシリア軍の空軍基地へのミサイル攻撃を敢行しました。しかし、本当にアサド政権が実行したのかどうかは、アメリカにとって本質的な問題ではありません。というのも、今回のアメリカの一手は「アメリカの意向に従わない横暴な国家に対しては、アメリカはけして容赦しない」と警告するためのデモンストレーションと解すべ...

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今の私が震災の現場にいたのなら

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東日本大震災から6年の歳月が過ぎた。あの頃と比べて、私も、私を取り巻く環境も、ずいぶん変わった。私は公務員になり、結婚し、子どももできた。あの震災に対するまなざしも、それに伴って変わった。考えてしまうのだ。「もしあの日、今の自分が、津波の押し寄せようとする現場にいたのなら」と。あの頃の私なら、ただ自分が生き残るためだけに、一目散に高台へ向かっただろう――避難を呼びかけるアナウンスに従って。あの日、自...

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わが国の憲政に照らせば、「もはや」生前退位は認めるべきではないこと

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昨年の8月に、今上陛下が国民に向けて発せられたビデオメッセージを皮切りに、国政では生前退位に向けた議論と法制度の検討が進んでおりますけれど、私は「生前退位は認めず、国事行為は摂政で対応すべき」であると考えます。といいますのも、わが国の憲法を礎とする立憲政体の本分に照らせば、今上陛下の生前退位は「もはや」認め難いからであります。大日本帝国憲法第4条においては「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲...

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